東海ラジオ『荒磯親方 横綱人生道』で元・横綱 稀勢の里の荒磯親方が、「相撲部屋のちゃんこ鍋」について話した。

 きっかけはリスナーからの「荒磯親方の作るちゃんこは、どんなちゃんこ?」という質問。親方は「ちゃんこは全く作れない。出世が早かったので、ちゃんこ番をやらなかった」という。

 部屋のちゃんこは「100種類はあるんじゃないか」と数の多さに触れ、その代表的なもののひとつは「ソップ炊き」で「鳥のだしを使って甘めにする。よく食べるしょうゆ味のちゃんこ」と明かす。

 最近は若い人の口に合うようなものも増え、「トマト鍋にチーズ、パスタを入れたもの」など、洋風のバリエーションも増えてきたそうだ。

 新しい種類が増えてきたことについて親方は「15歳で相撲の世界に入ってきた力士は、きつい稽古でなかなか食事ものどを通らない」と理由を説明したが、「昔では考えられないが」とも話した。

 ちゃんこ鍋が美味しい理由は「ものすごい大きな鍋にいっぱい具材を入れて炊くので、だしの出方が違う。量の多さが美味しさにつながっている」と続けた。

 さらに「最近は、相撲部屋直伝のちゃんこ鍋セットも売っている。それを家庭でも利用してもらうとおいしいちゃんこができるのでは」と教えてくれた。