高齢者への新型コロナワクチン接種が本格化する中、来週からは愛知県でも大規模接種が始まります。

 愛知県では、24日から県営名古屋空港ターミナルビルと藤田医科大学を会場として、1日最大3000人の大規模な集団接種を予定しています。その予約が17日から、名古屋市と春日井市の高齢者を対象に始まりました。

 予約枠は、空港会場では名古屋市民は5月24日から6月20日の接種2万4500人分、春日井市民は6月2日から11日の5000人分です。

 藤田医科大の会場は、17日からの予約は名古屋市民のみで、接種の日程は同じです。枠は1万3000人分です。

 予約は午前9時から電話とインターネットで始まりましたが、午後3時の時点で春日井市は9割余りが埋まっていて、17日中に予約が一杯になる見通しということです。

 名古屋市は午前中に電話などが集中したものの、午後3時時点で2会場合わせて予約率はまだ28%ほどで、こちらは17日中に埋まるということはなさそうです。

 今後については、空港会場では周辺の小牧市と豊山町がそれぞれ5月下旬と6月上旬に予約開始に。また、藤田医科大会場では、刈谷市、大府市、豊明市、日進市、東郷町も準備が整い次第予約を受け付ける予定です。

 なお予約は各自治体の予約サイトや、予約用のコールセンターで受け付けます。ただし、この大規模接種で使われるワクチンはモデルナ製で、既に1回目にファイザー製を接種した人は対象外になるので、注意が必要です。

 またモデルナ製は、2回目の接種がファイザーと違い、4週間後となります。予約の際にはかかりつけの医療機関などでの個別接種と、二重で予約しないようご注意ください。