性別に関係なく学校で自由なデザインの制服を。「ジェンダーレス制服」の展示会がありました。

 10日、岐阜県関市で開かれたのは最新のジェンダーレス制服の展示会。伝統的な「学ラン」と「セーラー服」を採用している学校が多い岐阜県。LGBTの生徒らへの配慮が求められる中、男女の違いがはっきり分かるデザインの制服を見直す動きが出ています。

東海マルタカの常務:
「詰襟(学ラン)とセーラーの制服というのが通常だったんですけれども、LGBTといったこともあるので、そういったことに対してどういうふうに対応していくか」

 ジェンダーレス制服の特徴は、ブレザー型など男女の違いを感じさせないデザイン。さらにスカートやスラックス、リボンやネクタイなど自分の好みで決める選択の自由度です。

東海マルタカの常務:
「(制服を)選ぶことができるというのが、1つのものではなくて今までに対応できなかったものに対して対応ができるようになる」

 10日は中学校や高校の教師ら10人ほどが訪れ、ジェンダーレス制服の特徴や既に導入している他校の事例などについて説明を受けていました。

中学校の教員:
「1人ずつを大事にしたいなと思うと、服装のこともやっぱり大事かなと思う」

別の中学校教員:
「区別がないというのは一つ必要かなって思いますし、選択肢が広がるっていうのはいいことかなと思います」

 展示会を主催した東海マルタカでは今後、岐阜市などでも同様の展示会を開きジェンダーレス制服の提案を続けていくことにしています。