愛知県春日井市で進んでいる自動運転の実証実験に、新たに6人乗りのミニバスが登場しました。

 住宅街をゆっくり走るカート。ゴルフカートを改造した電気自動車で、運転免許を返納した高齢者などに、日常生活の移動手段として使ってもらおうと、4年前から実用化に向け愛知県春日井市が名古屋大学やKDDIなどと実証実験を進めています。

 今回新たに登場したのが6人乗りの「ゆっくりミニバス」。自動運転で走行し、決められた停留所で乗り降りすることができます。

 実証実験が行われている石尾台地区は坂が多く、高齢者が占める割合がおよそ45%と高いため、春日井市はまずは来年3月までに手動も組み合わせた形での実用化を目指しています。