ドラゴンズやファイターズで活躍し、がんの治療を続けていた大島康徳さんが6月30日に亡くなりました。70歳でした。

 大島さんは1969年にドラゴンズに入団。若手の頃は代打で勝負強さを発揮し、1976年にはシーズン代打ホームラン7本の日本記録を達成しました。

 スタメンに定着していた1982年、優勝争いをしていた9月28日のジャイアンツとの一戦では、終盤に4点差を追いつき、最後は大島選手が劇的なサヨナラヒット。2位ながら優勝マジック12が点灯し、リーグ優勝の原動力となりました。移籍した日本ハムで2000安打を達成し、監督も務めました。

 大島さんは4年前からがんを公表し、闘病生活を送りながら野球解説を続けてきましたが、30日死去しました。70歳でした。