名古屋市の守山東中学校で、野外学習で披露するトーチの練習中、中学2年の男子生徒が腕にヤケドをしていたことが分かりました。学校はこの事故を教育委員会に報告していませんでした。

 7月26日に撮影された映像。校庭でファイアトーチの練習をしています。すると…。

「ついた!ついた!手についた!危ない危ない!」

 生徒の服にトーチの火が…。

(リポート)
「こちらの運動場でトーチの練習をしていた男子生徒の服に、トーチの火が燃え移ったということです」

 動画が撮影されたのは名古屋市の守山東中学校。

 関係者によると、7月26日午後4時ごろから、中学2年の生徒10数人が参加して、『ファイアトーチ』の練習が行われていました。

 ファイアトーチは名古屋市内の多くの市立中学校で、2年生の時に豊田市稲武町で行われる野外学習の際に披露されます。

 夏休み中のこの日は生徒10数人が教師の付き添いのもと練習していましたが、その練習中に男子生徒(13)の服にトーチの火が燃え移ったということです。

 右腕の部分が燃え破れてしまった上着…。事故の当日、男子生徒が着ていた服です。男子生徒は右腕にヤケドをし、今も病院に通っています。

 しかし、学校側から保護者に対し、信じられない発言が…。

<録音された学校側の発言>
「『ちょっと練習した日数が少なくて罰が当たっちゃったかもしれんね。次からはミスなくやれるときは頑張っていこうね』という形で『罰』と言った気もするんですけど。(Q.言ったということですね?)はい」

「罰が当たった」…ケガをした生徒に対して、あまりにも配慮を欠いた発言です。

 また、守山東中学校は市の教育委員会に報告をしないまま今月3日からの野外学習を実施。トーチの演技も予定通り行い、男子生徒は見学していたといいます。

 この対応について学校は…。

守山東中学校 浅井校長:
「こちらの配慮不足だったと思います。もう少し早く連絡しなきゃいけなかったんですけど、ケガの程度も最初はそこまでとは思っていなくて(市教委には)連絡はしなかった」

 市教委も、保護者からの連絡で事態を把握したといい、関係者によりますと、男子生徒の保護者は「学校の対応には誠意が感じられない」と話しているということです。

 説明を求める保護者に学校側が言った言葉…。

<録音された学校側の発言>
「学校は隠ぺいはしません、というのは信じていただきたい」

※画像と映像の一部は関係者提供
(最終更新:2019/08/09 19:24)