14日、愛知県・中部国際空港の「フライト・オブ・ドリームズ」に集まったのは、料理人などおよそ750人。そのワケは…。

リポート:
「美味しいレストランの指標として知られるミシュランガイド。ついに愛知・岐阜・三重の3県が掲載される本が出版されることになりました」

 レストランやホテルの格付け本「ミシュランガイド」。その東海3県版がいよいよ5月17日に発売されるのを前に、出版記念パーティーが開かれました。

日本ミシュランタイヤ ポール・ペリニオ社長:
「文化や風土の異なる東海3県全域を一度に調査することは大変チャレンジングでしたが、この度、地域色豊かな料理を提供する飲食店や、すばらしい体験ができる宿泊施設をご紹介する一冊が完成いたしました」

 素材の質や料理技術の高さなどを基準に、星の数で評価を示すミシュランガイド。「そのために旅行する価値のある卓越した料理」には最高評価の三つ星が与えられます。

 会場に招かれたこの地方の有名シェフや、レストランのオーナーもどんな評価を受けるのかと、そわそわした様子…。

岐阜・高山市 「椿屋」オーナー:
「(Q.ミシュランガイドに載ることについて?)これはもう大変名誉なことですね。これに載ると載らないとでは大きな違いになりますので、わくわくしてきました」

三重・伊賀市「かぞく亭」の料理人:
「あまり期待をせず、載ったらいいなという感じ。なかなか載れるものではないので、載ったら嬉しいですね」

岐阜・大垣市「CUCINA」のシェフ:
「ドキドキしていますね。初めて名古屋で、東海エリア版がでるのでドキドキしてます」

 中でも掲載が期待されているのが、名古屋市東区のフランス料理店「ラ・グランターブル・ドゥ・キタムラ」。

 厨房で、人一倍大きな声で指示を出すのは、オーナーシェフの北村竜二さん。

 この日のランチタイム、飛騨牛を使ったメインディッシュや、オマールエビのトマト添えなど、色鮮やかな料理が並びます。

北村竜二シェフ:
「特にこの中部地区は、食材にすごく恵まれていますので、三河の魚介、松阪牛もありますし、飛騨牛もあります。お野菜もいろいろあります」

 岐阜市出身の北村シェフ。10年以上、本場・フランスやスイスのミシュランガイドの三つ星レストランで修行を積んできました。

 15年前にオープンした店は東海地方を代表するフレンチの名店と呼ばれるようになりました。

 ミシュランで星を得られることは、レストランにとって大きな意味を持つといいます。

北村竜二シェフ:
「フランス料理の料理人にとっては、ミシュランの星というものは、本当に最大限の自分への評価、スタッフへの評価ということですので、本当に楽しみにしています」

 そんな念願の星獲得に期待を寄せる北村シェフですが、ミシュランの知名度の高さゆえに、不安も抱えています。

北村竜二シェフ:
「(自分が勤めていた店が)二つ星に落ちた時にですね、常に満席だったお店が満席にならなくなってですね、大変な一年を過ごしましたんですけれども、ただやっぱり一年後、またミシュランの三つ星に返り咲いた時は、常に満席というお店に戻りましたね」

 一方、常連客も期待を寄せています…。

常連客:
「予約がますます取りにくくなってしまうと、常連で通っている私たちとしては困りますけれど、そうなったら嬉しいですよね」

北村シェフ:
「結果はまだ分からないですけれども、その星を得られたとするならば、本当にスタッフ一同で喜びたいと思いますし、またお客様にもそのことを報告したいと思います。(Q.目標は?)どうやって言うの?三つ星って言えんじゃん(笑)」

 そして14日午後3時ごろ…。

リポート:
「さあ今、司会がいよいよ掲載店の発表を告げましたよ」

 今回掲載されたのはあわせて628店。そのうち、一つ星の評価を受けたのは51店舗です。北村シェフの「ラ・グランターブル・ドゥ・キタムラ」は見事、一つ星に輝きました。

 二つ星は14店舗、そして…。

司会:
「それでは続きまして、三つ星に輝いた飲食店・レストランの料理人、シェフの皆様のご紹介をさせていただきます。名古屋市中川区の寿司『右江田』、上田直季さま、令和最初に紹介された三つ星です」

 このほか、三つ星の称号を手にしたのは名古屋市中区の日本料理「ひじ方」(※ひじは土の右上に点)、三重県伊勢市の寿司店「こま田」。東海三県で三つ星はわずか3軒でした。

 そして、星の数による格付け以外にコストパフォーマンスがすぐれたお店を評価する「ビブグルマン」も発表。名古屋メシの代表格ひつまぶしも食べられる名古屋市昭和区の「うな富士」なども選ばれました。
(最終更新:2019/05/15 15:30)