去年の台風15号の後、千葉県の被災地では、壊れた家々の屋根をブルーシートで覆う様子が見られました。そのブルーシート、日本製のものは外国製に比べ品質が良く、様々な災害の現場で活躍しているということです。

 1月17日、防災をテーマに開かれた「TENTEXPO」。

(リポート)
「こちらのテントは鉄骨が不要で、空気の力だけで組み立てるため、およそ2分で完成することができます」

 ポンプで空気を入れれば、あっという間に完成して臨時の避難所として使えるエアーテントに。

「備蓄できる担架」は、塩化ビニール製で折りたたむことができます。表は赤で、裏は黄色…。ケガの程度に応じて使い分け、緊急度を伝えるトリアージの役割も果たします。

 また土嚢を備蓄する「土嚢ステーション」も。この土嚢の袋、実はブルーシートの素材でできているんです。

 屋根を覆う、たくさんのブルーシート…。去年、台風15号が襲った後の千葉県の様子です。暴風で壊れた屋根や床を覆い、被災した人たちが雨風をしのぐのに役立ちました。

萩原工業 江原大輔さん:
「休みを返上して災害特別体制をひいて、数万枚単位でお納めいたしました。一時的にウチの物流倉庫も空になりました」

 この国産ブルーシート、実に優れモノで…。

萩原工業 江原さん:
「これは国産のブルーシートです。これを1年使ったモノがこのような状態です。特に変化が見られません。こちらは海外製のシートで、新品です。それを同じように1年使ったのがこちらです」

 国産品は色や質感にほとんど変化がないのに対して、海外製は明らかに劣化しています。日本のシートには純度が高いポリエチレンが使われていて、外国製よりも耐久性や耐火性に優れているため、災害の現場でも重宝されているのです。

萩原工業 江原さん:
「最近だと(屋根を修理する)職人さんも少なくなってきて、屋根瓦が飛んだりすると半年から1年シートをかけたままの状態で耐えないといけないというケースもでてくるので、弊社のシートであればスタンダードのものでも1年は屋外で使っても大丈夫なように設計しておりますので」

 このブルーシート素材で作った土嚢は高い耐久性を買われて全国41か所に配備されました。

 先日、名古屋市は愛知県のテント・シート工業組合と防災協定を締結。市内で大規模災害が起きた時は、組合に加盟する会社からブルーシートを優先的に供給してもらえます。

佐藤理事長:
「備蓄のシートとかだけでなく、われわれテント業界をあげて、災害の現場に持ち込んで設置したり、皆さま方に役に立つようなモデルケースができればいいかなと思っております」