新型コロナウイルスの影響が、身近にもじわじわと迫っています。イベントの中止にマスクの不足。名古屋市は、非常用に保管していたマスクを高齢者施設に配布しました。

 新型コロナウイルスの影響で品薄状態になっているマスクですが、20日朝、名古屋市内では山積みに。

高齢者施設の関係者:
「高齢者の方がかかると重症化することが多いですので、ありがたいお話だと思って受け取りに来ました」

 名古屋市は、きょうから市内950か所の高齢者施設に、非常時に備えて備蓄していたマスクを無料で配布しています。その数23万8000枚。

高齢者施設の関係者:
「(マスクは)まだ少しはあるんですけね、いつ底をつくのかわからないので…。注文しても入ってこないものですから」

 特に高齢者がいる施設は、ある問題に直面していたといいます。

高齢者施設の関係者:
「面会者もちょっと制限をかけながらやっております。本当は面会にいっぱいきてほしいんだけど、ちょっとそこを説得じゃないですけど、こういう状況なのでという説明をしています」

 名古屋市は、今後医療関係者にも、マスク12万2000枚を配布する予定です。

 一方、J3に降格し、1年でのJ2復帰を目指すFC岐阜。

リポート:
「FC岐阜の練習場です。サポーターの方々はみなさんマスクを着けて練習を見学しています」

 3月の開幕を前に、20日から岐阜市内で練習をスタートさせたFC岐阜ですが、グラウンドにはサインなどのファンサービスの中止やマスク着用を呼びかける張り紙がありました。

 クラブのスタッフも、サポーター一人一人にチラシを配り協力を呼び掛けていました。

FC岐阜の広報担当者:
「選手も大変残念に思っているんですけれども、その分3月7日の開幕戦に向けてしっかりと準備をしておりますので」

 サポーターが唯一選手と触れ合える、練習後の時間、しかし今日は元日本代表のストライカーの周りでさえ…。

リポート:
「元日本代表の前田選手です。本来、たくさんファンがたくさんいるはずのエリアですが、今日はその姿は1人も見られません」

見学に訪れたサポーター:
「1年で(J2に)復帰してもらわないといかんもんで、少しでも協力しなあかんわね。選手第一だからねやっぱ、当然のことやと思いますけど」

別のサポーター:
「FC岐阜のサポーターは選手を大切にするところがありますので。ほかのクラブではまだこういう案内をされていないところもありますので、そういうところに比べると岐阜のほうが徹底しているのかなと思います」

 さらに岐阜市内では、2月末などに行われる予定だった医療や介護に関する講演会、岐阜市戦没者追悼式など3つのイベントが中止に。いずれも高齢者や、疾患がある人たちが集まるイベントです。

岐阜市健康部健康政策課 吉村課長:
「持病のある方や、高齢者の方は感染すると重症化しやすい。できるだけ人の多い場所を避けるように注意喚起しておりますので…」

 また、影響はこんなところにも…。

 幅1.2メートル、長さ9メートルの懸垂幕。「みんなで応援しよう」と書かれていますが、出番がなくなりました。

 愛知県の岡崎市には、19日からモンゴルのアーチェリーナショナルチームが、オリンピックに向けた強化キャンプに訪れる予定でしたが…。

岡崎市スポーツ振興課 鍋田課長:
「モンゴル国が、オリンピックの出場権がかかるような試合以外の大会は、出国させないという決定をされまして、今回のキャンプは行けないという連絡ありました」

 市では歓迎セレモニー用に手旗を用意していました。チラシを丸めた棒にモンゴルの国旗をプリントした紙を張り付けた手旗は、市の職員が1つ1つ手作りしたものです。

 モンゴルのナショナルチームは、オリンピック直前の7月にも岡崎市でキャンプをする予定で、市は「その時は来られるようになっていてほしい」としています。