新型コロナウイルス、感染者数はこの週末も増え続け、東海地方初の死者も出てしまいました。そんな中、入院患者に感染が見つかり、外来診療をやめていた名古屋市内の病院は、9日から一般外来を再開しています。

(リポート)
「入院患者が新型コロナウイルスに感染していたことをうけ、昨日まで休診していたこちらの病院は今日から診療が再開されました」

 名古屋市緑区の南生協病院。入院患者が新型コロナウイルスに感染していたことを受け、3月1日から外来診療を休止していましたが、院内の消毒などが終わり、9日朝に再開。

 診察を受ける前に熱や咳などの症状がないか、患者一人一人に問診表を記入してもらったり、手洗いなどの感染予防を呼び掛けたりするなど、気を配りながらの再開となりました。

男性:
「ほっとしたところですね。いつ再開するかってことでね、心配していたから」

女性:
「お薬を切らさずに済みました」

 南生協病院に入院していた感染者のうち、80代の女性は緑区内のデイサービス施設を利用。

 感染はここの利用者の1人が通っていた同じ緑区の別のデイサービス施設でも利用者やその家族に広がり、感染者は合わせて32人に。大きなクラスターとなっています。

 宅配大手の佐川急便は9日、別のデイサービス施設に通っていた利用者の息子で、協力会社の60代配達員が感染していたと発表。勤務先の港営業所の集配業務を一旦止めて消毒したり、濃厚接触の可能性がある従業員を自宅待機にするなどの措置をとっています。

 このクラスターでは、さらに…。

河村名古屋市長:
「(死亡した原因が)コロナウイルスで完全にそのせいであったというのは、まだ証明されたわけではありませんけれども、そういう歴史的事実があったと」

 名古屋市は8日、80代の男性が死亡後に新型コロナウイルスへの感染が確認されたと発表。新型コロナウイルス感染者の死亡は、東海地方では初めてです。

 市は公表していませんが、関係者によると、男性は緑区内のデイサービス施設を利用していたということです。

 これまで愛知県内で確認された感染者は80人。終わりが見えない感染の連鎖…。

 一方で、藤田医科大学は横浜のクルーズ船から感染者を受け入れていた岡崎医療センターから9日、全員が退所したと発表。10日午後に会見を開くことにしています。
(最終更新:2020/03/09 20:47)