新型コロナで休校中…友達と久々に再会『臨時登校日』は“厳戒態勢” 座席間隔2m、滞在時間も1時間に
新型コロナウイルス対策で休校が続く中、岐阜市の小中学校は16日と17日を臨時の登校日とし、子供たちは久しぶりに先生や友人と再会しました。
休校が始まって2週間、もてあます時間を子供たちはどのように過ごしているのでしょうか。
2週間ぶりに元気な姿で登校してきた子供たち…。岐阜市立の小中学校では17日から休校中の臨時登校が始まりましたが、感染拡大への警戒から「異例」ともいえる厳重な備えが…。
(リポート)
「こちらの教室では、子供たちの座る席の間隔を2メートルほどあける対策を行っています」
机は隣との距離を離してポツンポツンと配置。こちらの5年生のクラスは28人在籍していますが、16日午前に登校したのは8人だけ。
実はこの小学校では、一度に登校する児童数を抑えるため、地区ごとに3つのグループに分かれ、16日午前と午後、17日午前に分散して登校することにしました。さらに…。
<校内放送>
「体調管理をするうえで、生活のリズムを崩さないことはとても大切です。早寝早起き、できていますか?」
集会などは行わず、校内放送で休み中の過ごし方の注意点などを伝え、学校に滞在する時間はおよそ1時間に抑えました。
友達や先生との再会を喜んだ子供たち。しかし突然の長い休みで戸惑いはなかったのでしょうか。
児童:
「突然、春休みになって6年生に授業とか間に合うかと思ったけど、宿題が学校からいっぱい出されて、それもできたし、今日は友達にも会えたりとか先生ともお話もできたのでよかったです」
学校では授業で扱えなかった内容のプリントを宿題として配布するなど休み中の学習をサポート。通知表は家庭訪問の際に渡す予定です。
先生:
「長期休みの間にどんなことで困っているかとか、どういう風に過ごしているかを子供たちに聞きました。また来週家庭訪問に伺ったりもするので、子供たちが元気に過ごしているかを確認しながら一緒に過ごしていきたいと思っております」
一斉休校からきょうで2週間。子供たちは、そして保護者は、どのように過ごしてきたのでしょうか。
(リポート)
「新型コロナウイルスの影響で公園にあまり人がいないと思っていたのですが、来てみると意外に多くの家族連れでにぎわっています」
15日、一宮市の公園に行ってみると、意外にも多くの子供たちが遊んでいました。
父親:
「(外に)出ないとストレスがたまっちゃうし、遊びに行っちゃいますよね、どうしても。いけないんだろうけど」
別の父親:
「子どものストレス発散じゃないですけど、外で遊びたいもんね? (子供:「うん!」) 外で遊んでたほうが夜も早く寝られるし。家でずっと遊んでるとパワーがあり余っちゃうので、遅くまで起きてたりとか生活が不規則になっちゃうんで…」
母親:
「宿題は出るけど最後の1か月分は『習ってないので分からん』とかってなるんです。だから一緒にやったりとかしないといけないし」
また、生活のリズムが乱れないよう休校初日から工夫をして過ごしていた親子も…。
母親:
「(午前)9時から50分勉強して10分休憩をアラームで学校のチャイムを鳴らして。午前3時間、午後2時間、学校のように」
Q.平日は全然遊ぶことない?
母親:
「いや、5時間目が終わったら(娘が)『部活動』って言ってゲームします、eスポーツ部です」
Q.休校になって今の生活はどうですか?
その娘:
「割と楽しい。友達と会えない以外は快適です」