未就学児含む91人が接触…新型コロナに感染の元陸上選手が“練習会で講師” 参加者ら遺伝子検査へ

埼玉県から三重県鈴鹿市を訪れ、30日に新型コロナウイルスに感染が確認された30代の男性について、県は31日、男性が元陸上選手で、市内で開かれた陸上競技の練習会で講師を務めていたと明らかにしました。
県は練習会に参加した、未就学児から大人までの参加者らおよそ90人の遺伝子検査をすることにしています。
三重県によりますと、30日感染が確認された30代の男性は、埼玉県在住の元陸上選手で、3月27日に出張で鈴鹿市を訪問しました。
男性は翌28日、スポーツ教室の「イムラアスリートアカデミー」が鈴鹿市で開いた練習会で講師を務めたということです。
男性はその日の午後6時ごろから発熱し、30日感染が確認されました。
このため三重県は未就学児を含む練習会の参加者や関係者らあわせて91人を「接触者」として遺伝子検査をすることにしています。
イムラアスリートアカデミーはホームページで「社会情勢を鑑みた上で、冷静な判断をすべきだったところを誤り、皆様に多大なご不安とご迷惑を招いたことについて心よりお詫び申し上げます」とコメントしています。