愛知県は新型コロナウイルスの感染者が大幅に増えた際、重症者の入院治療を優先するため、軽症者や症状がない人は入院せず、そのまま一時入所施設で療養してもらうように患者を振り分ける新たな医療方針を決めました。

 14日も10人の感染が確認された愛知県。このうち名古屋市の男の子は保育士と園児あわせて4人の感染が確認されていた市立の保育園に通う園児でした。

 男の子は13日発熱があったことからPCR検査をしたところ、14日陽性と判定されましたが、症状は軽いということです。

 保育園はすでに4月24日までの休園を決めていて、名古屋市がほかに感染がないか確認を進めています。

 そんな感染の拡大が続く愛知県で新たな動きが…。

 15日、感染症対策の医師らを集めた会議を開いた愛知県。感染者が大幅に増えた際の新たな医療体制が決められました。

 愛知県では当初、感染者は症状の重さにかかわらず医療機関に入院していました。その後、4月9日からは軽症者や症状がない人については東浦町の「あいち健康プラザ」の宿泊施設に移ることになり、現在22人が入所しています。

 これに対し、15日決まった新たな仕組みでは、まず感染者が確認されると愛知県が新設した「調整本部」で搬送先を決めます。このうち症状が重い患者や、中等症の患者は感染症指定医療機関へ。

 一方、軽症の患者や症状が出ていない患者は「あいち健康プラザ」など愛知県が用意した一時入所施設に入所させるとともに、自宅での療養も行うとしています。

 愛知県はこの仕組みを「愛知方式」と名づけ、今後感染者数が大幅に増える状況になった際、切り替えていくとしています。

 また、15日の会議では、出席した医師からPCR検査を専門で対応する施設の設置を求める声も上がり、大村知事も具体的に調整を進めるということです。

大村知事:
「いきなり病院に行くのでなく、簡易な検査を受けてもらうところを作る。具体的に場所も念頭に置きながら協議調整している」