新型コロナウイルス、東海3県で確認された感染者数は、27日時点で愛知県で473人、岐阜県で149人、三重県で45人です。27日は、新たな感染者が確認されませんでした。

 3県揃ってゼロになるのは43日ぶり、ここ数日も感染者数が少ないように見える東海地方。特に愛知県は25日から1人→1人→0人となっていますが、まだ油断はできないようです。

 28日午後開かれた、東海3県の知事のテレビ会議。

古田岐阜県知事:
「3県ともこのところ感染者の数についてはですね、改善の具体的な数字が出ておりますけれども、長期間の連休が始まるわけでありますので、決して緩んではいけない」

 新型コロナウイルスの感染者数について「改善の数字が出ている」としながらも、3県とも改めて不要不急の外出自粛を訴えました。

 27日、感染者が43日ぶりにゼロとなった東海地方。それぞれ独自の緊急事態宣言から2週間余り、外出自粛の効果が表れ始める頃です。このまま終息に向かうのか…。

 愛知県医師会の浅井清和医師に聞くと、そう簡単にはいかないようです。

愛知県医師会 感染症担当理事 浅井医師:
「まだ3日目ですよね、この時点ではまだ何とも言えないのが正直なところなんです。数が減ってきたからといっていきなり(自粛を)緩めてしまうと、また第2波という状況にもなりかねない」

 長い間警戒を続けても、ひとたび「3密の回避」といった予防策を怠ると、すぐにまた蔓延してしまうのが新型コロナウイルスの厄介なところ。

 全国に先駆け、今年2月に独自の「緊急事態宣言」を出した北海道。3月中旬には日ごとの感染者が5人以下まで減り、政府の専門家会議からも「一定の効果があった」と評価されました。

 しかし、年度替わりでの転勤や進学、そして東京や大阪など7都府県に出された国の緊急事態宣言で、「コロナ疎開」の動きが出ると状況は一変。

 4月14日以降は連日2桁、23日には最多の45人の感染者が出るなど、「感染爆発」への懸念が高まっています。

 では、感染者ゼロがどれだけ続けば、終息の兆しと言えるのでしょうか。

浅井医師:
「WHOだと2週間全くゼロの状態が2回続くと、やっと終息宣言が出される。少なくとも1週間はこういった減っている状況が続かないと、減ってきているとは言い難い」

 また医療現場の負担も、すぐには軽減されません。

浅井医師:
「軽症者の人でも、要するに陰性化しない限り退院できません。普通2週間というような経過の見方をしている人があるんですけど、軽症者の人でもなかなかウイルスが陰性化しない方もみえるんですね。清潔と不潔区域を分けたりとか、従業員の対応を変えたりとかですね、そういったことでいくと(医療機関の)負担というのは、パッと無くなるというわけでもないです」

 新型コロナに打ち勝つための「ステイホーム週間」。我慢の時はもうしばらく続きます。
(最終更新:2020/04/28 17:36)