新型コロナウイルスの影響で臨時休校となっていた、三重県の多くの小中学校が18日、再開しました。

東海3県ではトップを切っての学校再開。校舎に子供たちの姿が戻ってきた一方で、先生たちは「3密」対策に頭を悩ませ、試行錯誤しています。

 およそ一か月ぶりに登校する児童たち。緊急事態宣言の解除を受けて、東海3県では三重県がいち早く、18日から学校を再開。

 四日市市の河原田小学校では、再開初日のきょうは、6年生だけが分散して登校しました。登校して、まず子どもたちが向かったのは、手洗い場。ランドセルを背負ったまま入念に洗います。

担任の先生:
「おはようございます。休校が長かったけど、体調は大丈夫ですか?今までと違うことがいっぱいあるけど、皆ならできる。頑張りましょう」

 三重県教育委員会は、一つの教室で20人以下になるよう指針を設けているため、1クラスおよそ30人の児童は2つの教室に分かれて授業を受けます。密集を避けるためですが、課題もあります。

この学校にある教室は10教室。そしてクラスが10クラスでほぼすべての教室を使われていて、これを2つに分けると、2倍の教室が必要となります。

また、それぞれを担当する先生の人数も足らず、校長は「できるだけ距離をとりつつ、授業をやっていくしかない」と話します。

他の学年の登校が通常に戻る来週からは、子供同士の間隔をできるだけ取ることで対応することにしています。

 久しぶりの学校に子どもたちは…。

男子児童:
「久しぶりに友達に会えて、緊張して昨日は眠れなかった」

女子児童:
「外にも出られたし、ストレスが解消して、友達とも会えたのでうれしかったです」

別の男子児童:
「遅れていた勉強を、しっかりと頑張りたい」

 一方、先生たちが特に気を遣うのが「3密対策」です。

教頭先生:
「間を空けて後ろの方に順番に入っていきましょう!もっと後ろの方!」

 すぐに集まってしまう児童たちに、先生も目が離せません。

女子児童:
「(Q対策はできそうですか?)友達とも話したいので、密接(対策)はあんまりできなかもしれないけど、特に気をつけたいと思います」

別の女子児童:
「あんまり友達と近づいてはいけないから、なるべく距離を空けて過ごそうと思っています」

 感染リスクを可能な限り避けるため、子どもたちが行うトイレの清掃は当面、教職員が行うことにしました。

 また、児童が下校した後にドアノブや手すりなどの消毒も教職員が行うことにしていて、その負担は決して小さくはありません。

山舗清尚校長:
「3つの密もそうですが、リスクの低い環境のもとで、子供たちを安全安心のもとで授業を進めていくことは、非常に苦慮しています。コミュニケーションの中で子供たちに伝えていくということが大切」

 三重県内では18日、津市や四日市市など18の市や町で公立の小中学校が再開。加えて、県立高校や特別養護学校も再開しています。