新型コロナウイルスの影響で休園していた名古屋の東山動植物園が、6月2日の営業再開を前に、28日、プレオープンしました。

 再開後、入園するためには事前予約が必要で、28日は予約システムの試験運用を兼ねた開園です。長かった休園期間で、動物園にはいろいろな変化があったようです。

(リポート)
「東山動植物園、およそ50日ぶりの開園ということで、皆さん間隔を空けながらですが、お客さんが集ってきています」

開園を待つ母親:
「待ってました。やっとなのでうれしいですね。(子どものお目当ては)ゴリラですね」

 東山動植物園の象徴コアラに、子どもたちに人気のアジアゾウ。みんな、お久しぶりです!

 新型コロナウイルスの感染対策が整ったとして、6月2日に再開される東山動植物園。

 再開後は当面の間、密集状態を避けるため、1日の入場者数を5000人に限定。入園するためには、来園希望日の1週間前から登録できる公式ホームページからの事前予約が必要で、28日はこの予約システムの試験運用を兼ねてのプレオープンしました。

来園した子ども:
「ゾウさんのウンチはコロコロなんだよ」

子どもの父親:
「楽しそうで良かったです。ゾウさん好きだもんね」

 動物園では、人気者のオリの前に間隔を空けるようお願いする注意書きを貼ったほか、は虫類などが飼育される屋内施設を当面閉鎖するなどの感染対策がとられました。

 臨時休園が始まった4月10日から、きょうで49日。人と会うことが無くなった動物たちにどんな変化があったのでしょうか?

 まずは、園内1、2を争う人気者、イケメンゴリラのシャバーニは…壁の陰に隠れて、なんだかモジモジ。

 筋骨隆々の見た目とは裏腹に、東山のゴリラの中でも一番気が小さいらしく、久々の来園者を警戒しているようでした。

 独特なおじさん声での叫びが大人気の、フクロテナガザルのケイジくんです。しかし…。

来園した母親:
「疲れちゃったみたいで」

来園した父親:
「見たかったですね。(子どもに向け)負けんと大きい声出すもんな」

 本来、目立ちたがり屋のケイジ君、人がいればいるほど元気になるはずですが、本格的な再開を前に今は調子を整えているのか…カメラの前で雄叫びをあげることはありませんでした。

 そして、臨時休園中にはこんな出来事もありました。

 暑い日になるとぐったりする様子がかわいい、ホッキョクグマのサスカッチ。オスとしては国内最高齢で、体に腫瘍がみつかり闘病していましたが休園中に亡くなっていました。

来園した女性:
「献花に行こうと思って」

 人の密集を避けるため、お別れも短い時間で…。

 一方、新たな出会いもありました。休園期間中にプレーリードッグ6匹が、上野動物園から東山に仲間入り。

 東山動植物園は、来園者に感染が確認された場合は、同じ日に来園した人に注意喚起のメールを送付し、感染拡大の防止につなげるとしています。