新型コロナの影響で外出を控えていたため、子供を定期予防接種に連れていけなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

予防接種法で定められた期間を過ぎると、通常「任意接種」として費用は自己負担となりますが、名古屋市は新型コロナの影響で対象期間を過ぎてしまった子供の予防接種を無償化する方針を示しました。

「ステイホーム」が呼びかけられた今年の春先。新型コロナへの警戒で家にいる日々が続いた結果、今、ある問題が…。

母親の女性:
「3月に(予防接種を)受ける予定だったんですけど、病院に行くのが少し怖かったりして先延ばしになっちゃってる感じです」

別の母親の女性:
「4月、5月の休校中はちょっと(病院が)怖い気持ちはありました」

 子供たちが受ける「定期の予防接種」。しかし新型コロナウイルスへの警戒で、名古屋市緑区のクリニックでは接種した子供の数が去年よりも大きく減少しました。

きむら内科小児科の木村医師:
「前年同月比で3月、4月は1~2割接種の数が減っている印象です」

 24日、予防接種したのは、4歳と1歳半の姉妹。1歳半の妹は3月に受けるはずだったものも含めて肺炎球菌、ヒブワクチン、MR、水痘と、両手両足に4つ予防接種を受けていました。

予防接種にきた母親:
「コロナのこともあってちょっと遅れちゃったりもして、やっと今日来られたという感じです。(Q.周りの親とも病院が怖いという話をする?)しますします、全然します、みんなで。この時期は避けて、もうちょっと落ち着いてから病院行きたいねっていうのもありますね」

木村医師:
「コロナウイルスというのはですね、小児に感染しても重症化しないということがいわれていると思います。それに対して予防接種の対象になる病気というのは、治療法がなかったり重い後遺症を残す病気が多いんですね。ワクチンの必要な病気というのは、とても厄介な病気であるということを、皆さんに知っておいてほしいと思います」

 さらに、この「ワクチン接種」の遅れが、財布に響く可能性も出ています。

母親の女性:
「B型肝炎の接種時期をちょっと忘れちゃってて、期間が過ぎてて自費になっちゃったんですよ。そしたらちょっと高いですよね。6000円くらいだったかな、高かったです」

 予防接種は法律で決められた期間内ならば無料で受けられますが、期間を過ぎると「任意接種」となり、費用も自己負担です。ワクチンによっては、数千円から1万円を超えることも…。

 24日の市議会で対応を問われた名古屋市は、新型コロナの影響で予防接種を打てなかった子供について、法定の期間を過ぎていても、費用の自己負担なしで接種を受けられるようにすることを明らかに。

今後、名古屋市医師会と協議するなどして実施の時期を定めたいとしています。