14日の東海地方は広い範囲で雨となりました。これまでに記録的な雨量を観測している岐阜県を中心に、引き続き土砂災害への警戒が必要です。

 岐阜県下呂市萩原町では、7月3日の降り始めからの雨量が平年の7月1か月分の3倍近い1100ミリを超え、県内複数の場所で土砂崩れが発生しています。

現在、ご覧の一部地域に「避難指示」と「避難勧告」が出ています。

【避難指示(緊急)】
郡上市大和町島(洞口)奥田洞谷
恵那市長島町正家後田

【避難勧告】
土岐市泉地区

また、15日午後6時までの24時間に予想される雨量は、岐阜県で60ミリとなっています。

 瑞浪市日吉町では、14日未明に雨で地盤がゆるみ、市道の一部が崩落しているのが見つかりました。電柱が倒れた影響で周辺の30戸が一時、停電しました。

近所の男性:
「もうここはできて50年くらいの道路になると思うんですけど、こんなことは初めてで」

 これまでの大雨で地盤が緩んでいるところがあり、気象台は引き続き、土砂災害や河川の増水などへの警戒を呼びかけています。