岐阜県では24日、男女8人に新型コロナウイルスの感染が確認され、このうち1人は20代の男子大学生で、県が学生ら128人に検査をすることにしています。

 岐阜県によりますと24日、新たに感染が確認されたのは、高校生や大学生を含む10代から50代の男女合わせて8人です。

 このうち20代の男性の1人は中部学院大学の男子学生で、大学のHPなどによりますと、21日に大学で対面授業を受けていましたが、その後熱や倦怠感があったためPCR検査を受けた結果、23日に陽性が判明しました。

 県は学生や大学関係者ら合わせて128人の検査をすることにしています。

 また関市の10代の女性は市立関商工高校の生徒で、20日に倦怠感や熱があり、23日、陽性とわかりました。

 関商工高校は24日からしばらくの間休校とし、この週末大会への参加を予定していた部活が出場を辞退するということです。

 さらに岐阜県警は、本部の少年課に所属する30代の男性警察官に感染が確認されたと発表しました。

 男性警察官は少年事件などを担当していて、勤務中に接触した人の中に感染者がいたため,23日に検査を受け、陽性とわかりました。

 岐阜県警は男性警察官と接触したとみられる職員ら15人を、自宅待機としています。

 一方、23日に感染が確認された岐阜市の10代の女性は、県立岐山高校の生徒であることがわかりました。

 女子生徒は22日まで登校していたことから、岐山高校は24日から26日まで臨時で休業としました。

 岐阜県は若い世代の感染者が多くなり、県内の広い地域で感染が広がっていることから注意を呼びかけています。

 岐阜県の感染者は216人となりました。