サッカーの明治安田生命J1リーグで現在3位と好調の名古屋グランパスですが、この週末、選手ら3人にが感染が判明しました。その影響で26日の試合がJ1で初めて中止となりました。

 26日、オンラインで緊急の共同会見を開いたJリーグとグランパス。

名古屋グランパスエイトの小西社長:
「クラブで実施したPCR検査におきまして、新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が発生いたしました」

グランパスでは7月24日、ディフェンダーの宮原和也選手(24)の感染が発覚。選手やスタッフ60人にPCR検査を行ったところ25日、新たにミッドフィルダーの渡邉柊斗選手(23)とチームスタッフのあわせて2人の感染が確認されました。

 宮原選手は大分の試合に帯同したものの出場機会はなく、渡邉選手はリハビリ中で別メニューとなっていました。

グランパスでは6月にも、フォワードの金崎夢生選手(31)とゴールキーパーのランゲラック選手(31)が感染しており、クラブでの感染者はこれで5人となりました。

Jリーグの村井チェアマン:
「社会的に感染が広がっていく中で、選手にも感染者が出ることは時間の問題であると認識はしていました。これだけ用心している選手たちが感染するということで、その恐ろしさを改めて再認識しました」

 この影響で26日に予定されていたサンフレッチェ広島とのアウェーの試合が中止となりました。新型コロナの影響で試合が中止となるのは、今回が初めてです。

観戦に来た男性:
「昼ごはんを食べるときにスマホを見たら中止って出てた。しっかり応援しようと思ってきたんですけどね、残念です」

現在3位となったグランパス。29日までに、関係者およそ100人に対してPCR検査を実施する予定です。

名古屋グランパスエイトの小西社長:
「これからも、さらに感染予防対策の強化・徹底を図りながら、『試合をやりきる』ということを徹底して目指したいと思います」