梅雨も明け夏本番を迎えていますが、愛知県は拡大が止まらない新型コロナウイルスの影響で厳重警戒、岐阜県では第2波非常事態宣言が出されて、初めての週末となりました。

 東海3県の観光地の人出を取材しました。

 梅雨明けし、ついにやってきた「夏本番」。多くの客を見込んで名古屋・栄のオアシス21に期間限定でオープンした、人気のかき氷店「川久」。しかし…。

川久の担当者:
「だいぶ落ち込んでいる感じにはなりますね。体感は半分いってない日もありますね」

 愛知県で新型コロナウイルスへの厳重警戒が出されてから初めての週末。繁華街・栄の人出は…。

街の人:
「普段に比べたら少ないような。もうちょっと多いイメージもあります」

別の街の人:
「先週ぐらいから、日中も少なくなってきている印象は強くあります」

 NTTドコモによりますと、感染拡大前の今年3月と比べた2日の栄駅周辺の人出の増減率はマイナス34.9%で、1週間前の7月26日の日曜より7ポイント減少しました。

 名古屋指折りの観光地・名古屋城も、場内の人の姿はまばら。記念撮影の呼び込みをするスタッフも、手持無沙汰なようです。

記念撮影のスタッフ:
「先週よりやっぱり少し減ってますよね。(Q.売上も心配?)もちろんもちろん、死活問題です」

 7月31日に、第2波の非常事態宣言が出された岐阜県の観光地、飛騨高山の宮川朝市では、それぞれのお店が接触を避けるために、柄杓を使って現金をやりとりをするなど、感染対策をしながら営業していました。

朝市の人:
「ちょっと心配なところもありますけど、なんとか頑張ってやっていきたいと思います」

別の朝市の人:
「いつもの夏休みよりはちょっと寂しいですね、まだまだ」

 三重県の伊勢神宮では、マスクを着けた参拝客の姿が多く見られましたが、先週よりも客足は少なくなっているということです。

京都から来た男性:
「朝早く出て、人の少ないうちに帰ろうかなと」

桑名から来た男性:
「(出かけるのに)不安はありますけど、自分がマスクしたりとか、最低限気を付けることをすればいいのかなと」

神宮周辺の駐車場は午前中には満車となりましたが、観光バスの駐車場は空きが目立つなど、この週末、団体客はほとんどこなかったということです。伊勢神宮内宮前のおかげ横丁、人出はそれなりに見えますが…。

店員:
「緊急事態宣言解除後は徐々に(お客さんは)増えてきていたんですけど、いつもの土日より少なくなってますね」

別の店員:
「コロナの心配もあるし、(お客さんが)来ないと売れないしというかね、ジレンマです」

 感染拡大が収まる気配がないまま、夏のレジャーシーズンを迎えます。