全国各地で新型コロナの感染拡大がとまらない中、いろいろな自粛が求められるお盆休みとなりました。東海3県各地の様子を上空から見てみました。

 まずは、名古屋の中心部、名古屋駅周辺。お盆真っ只中ということもあって、名駅のオフィス街はすっかりおやすみモード。繁華街・栄も暑さのせいもあってか、外を歩いている人はかなり少ない様子です。

そして、このお盆の時期、公共交通機関での遠出を避け、車で移動する人たちで、ある程度の渋滞はあるのかと思いきや…。

(リポート)
「一宮JCTの上空にやって来ました。毎年このJCTを先頭とする長い長い渋滞が発生しますが、車は上下線ともスイスイと流れています」

 3年前の様子は、車が連なり、長い渋滞ができていました。13日と比較すると、今年がいかに特別かが一目瞭然です。

 中部の玄関口、中部国際空港に向かう知多横断道路を走る車も、やはりまばら。しかし、人が集まっている場所がありました。

常滑市のりんくうエリア。大型スーパーの「コストコ」や、その隣のイオンモールの駐車場には多くの車が。休みの日にはいつも混雑するこのスポットは、特別な夏でも多くの人が訪れていました。

 続いて目指したのは、愛知県南知多町の内海海水浴場。

(リポート)
「大きなパラソルが見えますが、2メートル以上、皆さん間隔をあけて、ソーシャルディスタンスをとって海を楽しんでいます」

新型コロナ対策を取りながら、海水浴を楽しんでいました。

 そして今度は三重県へ。桑名市の「ナガシマスパーランド」は、例年なら、隙間がないくらい埋まっていた「ジャンボ海水プール」も、今年はスペースにも余裕が見られました。

 そんな中、多くの人がいる場所を発見。それが御在所岳。標高およそ1200メートルで、13日の山頂の最高気温は25度前後。澄んだ空気のなか広がる絶景を前に、ハイキングなどを楽しむ多くの人の姿が見られました。

 山頂へ向かうロープウェイは、新型コロナ対策として入り口で入場者全員に検温を行い、ゴンドラは窓を開けて換気を徹底しているといいます。

 最後は岐阜県です。関市の板取川では、降り注ぐ日差しのなか、川遊びやバーベキューを楽しむ家族連れの姿が多く見られました。

 上空から見たお盆休みは感染予防を気にとめながら、楽しむ人の姿がみられました。