名古屋市昭和区の保健福祉センターは、新型コロナの感染の疑いがある人の個人情報を、誤って一般企業などにFAXで転送していたと発表しました。

 昭和区保健福祉センターが誤って転送したのは「新型コロナウイルス感染症発生届」で、新型コロナの感染の疑いがあり、検査を実施するとした内容と併せて対象者の氏名や住所、職業などの個人情報などが記載されていました。

 8月24日の夜に区内の医療機関から送られてきた発生届を、翌25日の午前9時頃、患者が住む区の保健センターに転送する際、3人分を誤って一般企業2社と別の医療機関にFAXで送信したということです。

 センターは既に誤って送った発生届を回収し、3人には謝罪したということです。

 センターでは今後、FAXで送信する際には送り先を複数人で確認し、再発防止に努めるとしています。