去年、ノーベル化学賞を受賞した名城大学の吉野彰教授に、愛知県学術顕彰が贈られました。

 吉野教授はスマートフォンや電気自動車などに使われるリチウムイオン電池の開発に主導的役割を果たした業績が評価され、去年ノーベル化学賞を受賞しました。

 2日は愛知県学術顕彰の授賞式があり、大村知事から記念品として「リチウムイオン電池」をイメージしたコバルトブルーに金箔を配した七宝焼の花瓶が贈られました。

吉野教授:
「正直言って、まだそんなに本当の意味で落ち着いて『あぁ受賞したんだな』という実感が、まだないんですよ」

 吉野教授はノーベル化学賞の受賞直後から新型コロナウイルスの感染が拡大し、大きく社会が変わったことから、受賞を落ち着いて実感できないと話していました。