愛知県では7月以降、高齢者施設で新型コロナウイルスに感染した人が200人を超えていて、県は感染対策の徹底を呼びかけています。

 愛知県では7月14日から8月31日の間に、5つのクラスターを含む102の高齢者施設で利用者や職員あわせて216人が新型コロナウイルスに感染しました。

 このうち、感染者がもっとも多いのはデイサービスで、20の施設で利用者と職員あわせて48人に感染が判明しています。

 また、19か所の特別養護老人ホームで28人、11か所の有料老人ホームで35人が感染するなど、居住型の施設でも感染が拡大しています。

 一方で、職員や利用者1人の感染にとどまっている施設は77あり、2日の会見で大村知事は「多くの場合は感染が確認されても、その後濃厚接触者を丹念に検査して拡大を防いでいる」としつつ、「高齢者を守る8つのポイント」を示して感染対策の徹底を呼びかけました。

【高齢者を守る8つのポイント】
1.手指衛生の励行
2.個人防護具の着用
3.面会やプログラムの制限、休止
4.職員の健康管理の徹底
5.利用者の健康管理の徹底
6.定期的な換気
7.環境・器材消毒の実施
8.給食、リネン管理の徹底

画像:NIAID-RML