東海地方は大気の状態が不安定となった影響で、三重県の沿岸部を中心に局地的な大雨が降り、三重県紀宝町では一時避難勧告が出されました。

 気象台によりますと、今後雨は弱まる見通しですが、引き続き土砂災害などへの警戒を呼びかけています。

 水浸しになった道路を走る車…。25日午前11時ごろの三重県尾鷲市内の様子です。

 また三重県紀宝町では、午前11時までの1時間に120ミリの猛烈な雨が降り、神内地区を流れる川から水があふれるなど、一時、10地区2538世帯5342人に「警戒レベル4」相当の避難勧告が出されました。

地元の住民:
「やばいと思った。多いですよ、毎年こんな状態」

 四国沖から東に進んだ低気圧の影響で大気が不安定となり、25日朝から局地的に猛烈な雨が降った東海地方。

(リポート)
「午後2時の名古屋です。先ほど一時的に激しい雨が降りました。今は少し落ち着いていますが、それでも大粒の強い雨が降り続いています」

 名古屋の街を撮影していた情報カメラの映像。正午ごろ、名古屋駅前のビル群に雨雲が差し掛かり、そして約30分後には、ビルの上層階が完全に覆われ大雨が降りはじめました。

 気象台によりますと、雨は今後弱まる見込みですが、現在も三重県の南部に大雨警報が出されていて、引き続き土砂災害などへの警戒を呼びかけています。