愛知県岡崎市に15日に開院する新型コロナウイルスの専門病院の内部が、報道陣に公開されました。

 岡崎市の県立愛知病院は、新型コロナウイルスに感染した患者のうち、中等症や軽症の高齢者を受け入れる専門病院として、15日に開院します。

 病院内では、患者の居住区間とナースステーションなどを明確に分ける「ゾーニング」が徹底されていて、汚染を防ぐため看護師が防護服に着替えるための専用スペースが用意されています。

 病室は個室か4人部屋を2人で使い、患者同士が密になるのを避けるようにしています。

 また、患者が勝手に建物の外に出ないように、非常口などには防犯センサーも取り付けています。

愛知県 医療計画課の担当者:
「多くのコロナ患者さんをこの病院で受け入れることになりますので、院内感染は絶対に起こさないという決意で病院の運営をしていきたい」

 新型コロナウイルスの専門病院は東海地方では初めてで、当面の間は入院ベッド数50床の規模で開院し、医師や看護師など70人余りで対応に当たるということです。