昨年度、学校内で確認された「いじめ」が、愛知県と岐阜県では過去最多となりました。

 文部科学省の調査によりますと、昨年度に東海3県の公立の小・中学校、高校、特別支援学校で認知された「いじめ」は、愛知県で2万9624件(前年度比10%増)、岐阜県で1万962件(同30.6%増)、三重県で3447件(同11%増)となっていて、愛知県と岐阜県では調査の開始以来最も多くなりました。

 いじめの認知件数が増えたことについて、各県の教育委員会は「積極的に認知するようになった結果」などと、いずれも肯定的に分析しています。

 このうち愛知県では、不登校の児童や生徒が1万4389人と過去最多となっています。

 また岐阜県では、学校での暴力行為が2752件(前年度比17.8%増)と、こちらも過去最多となっています。