三重県は27日夜、医療関係者を集めた会議を開き、インフルエンザの流行時期に備えて新型コロナウイルスに対応できる医療機関を408箇所指定したことを明らかにしました。

鈴木知事:
「季節性インフルエンザとの関係で、備えを万全にしていかなければならない時期に来ています」

 27日夜に開かれた三重県の対策協議会では、県内の病院の医師などの意見を踏まえ、インフルエンザの流行時期に向けた新型コロナウイルスの診療体制などの方針が示されました。

 新たな診療体制では、発熱などの症状がある人には、まず地域のかかりつけの病院を受診することを促し、PCR検査ができない場合は、県が新たに指定した408箇所の医療機関で検査を受けることになります。

 また国の方針に従い、入院させる感染者は原則高齢者や症状が重い患者に限り、症状が軽い患者には自宅療養を促すように順次移行することにしています。

 三重県は今後、指定する医療機関の数を増やしていくとともに、地域の偏りがないようにしていきたいとしています。