11月8日は「いい刃」の語呂合わせから、刃物の日です。岐阜県垂井町では、古式ゆかしい刀作りを奉納する「ふいご祭り」が行われました。

 金属の神様が祀られる垂井町の南宮大社のふいご祭りは、平安時代からの歴史がある神事です。

 伝統衣装に身を包んだ刀匠3人が、木製のふいごで炭に空気を送って火を起こした後、真っ赤になるまで熱した鋼を、槌を使って力強く打っていきました。

 見物客は、刀を打つ音とともに火花が飛び散る様子を写真に収めるなどしながら見入っていました。

 打ち終えた刀は本殿に奉納され、鉄鋼業の安全などが祈願されました。