三重県では20日、新たに男女18人の新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が確認されたのは、津市や伊賀市などに住む10代から70代の男女18人です。

 このうち、伊賀市と京都府の50代から60代の男性4人は、19日にクラスター認定された伊賀市内の運送会社の運転手や役員で、社内の感染者の接触者などとしてPCR検査を受け、陽性が判明しました。

 また、伊賀市の中学校に通う女子生徒は感染がわかった運送会社役員の同居家族で、濃厚接触者として検査を受けて陽性が判明しました。

 女子生徒はのどの痛みの症状が出る2日前に登校していたため、県は女子生徒の中学校に接触者がいないかどうか調査を進めています。

 クラスターになった運送会社での感染者はこれで9人になり、従業員の検査は全員終わりましたが、県はそれぞれの同居家族など残り9人の検査を続けています。

 県の調査によりますと、クラスターになった運送会社は仕事中にマスクやソーシャルディスタンスをとる社内の決まりを設けていましたが「従業員同士の仲が良くマスクを外して会話をすることもあり、そこから感染が広がってしまったのではないか」と分析しています。

 三重県の感染者はこれで676人になりました。