名古屋市昭和区の桜花学園高校と愛知県警が協力し、特殊詐欺被害の防止を呼びかける動画を作成しYouTubeで公開を始めました。

 25日、名古屋市昭和区の桜花学園で、動画の制作に携わったバスケットボール部と放送部の生徒らの前で完成した動画が披露されました。

 動画では、バスケ部の選手がシュートをブロックすると、そこに合わせて「キャッシュカードを預かります」などといった詐欺の犯行に使われやすい文言が紹介され、「詐欺をブロックしましょう!」と呼びかけていました。

 桜花学園バスケ部 御宿莉乃さん(18)は「特殊詐欺が身近なものだということを知ることができた。ネットの強みをいかして色んな人に知ってもらいたい」と話していました。

昭和署 杉山定義署長:
「警察の力だけでなく高校生の力も借りて広く広報していきたい。非接触型で多くの方に見ていただきたい」

 新型コロナウイルスの感染拡大で対面での広報活動が難しいことから、愛知県警昭和署の広報大使VTuber「ノア」とタッグを組み、インターネットの広報活動に力を入れています。

 昭和区内では高齢者を狙った特殊詐欺被害が多数発生していて、10月末までで11人に合わせて2300万円の被害があります。