時短要請の対象外地区でも客まばら…新型コロナ 繁華街飲食店のイマ「サラリーマンが自粛で…」
11月29日から始まった名古屋の「錦三」など一部の繁華街にある飲食店への営業時間短縮の要請。
今回の要請後、初めての平日となった30日夜、街の様子はどうなったのでしょうか。
(リポート)
「営業時間の短縮要請が出された錦三丁目です。まだ夜9時前なので多くのお店は営業中ですが、やはり街を歩く人の姿はだいぶ少ないように感じます」
30日夜8時ごろの錦三丁目。多くの飲食店の店頭には、県の時短営業の要請に従い午後9時に閉店する旨の貼り紙が。
その影響からか、午後9時前でも人通りは少なく、その様子は、前回時短営業の要請が出された今年8月と比べても、より減っていました。
今回の時短営業の要請は、錦三丁目や栄の一部のエリアを対象に出されていますが、懸念の1つとされているのが対象外となっている他の繁華街での混雑。
多くの飲食店が軒を連ねる金山総合駅周辺へ向かってみると…。
(リポート)
「午後9時の金山駅前です。午後9時を過ぎても多くの店が営業していますが、街ゆく人はやはり少なく感じられます」
飲食店の明かりは点いているものの、30日夜は「錦三」と同様に賑わいは感じられず、店内の客もまばらな様子。対象エリアから客は流れてきていないのでしょうか。
金山総合駅から徒歩5分ほどの老舗の焼肉店「野崎屋」を訪ねてみると…。
野崎店長:
「(客は)きのうきょうは、ほんとに4人とか3人とか。またコロナでキャンセルの方も出てきているし、サラリーマンの方は自粛モードに入っているのでダメージが大きいです」
主な客層のサラリーマンが外食を自粛しているため、新型コロナの感染拡大が始まった春先ごろから、連日客は数人ほどだと言います。
大村知事は30日の会見で、このまま感染拡大が続いた場合、時短営業の要請の期間延長や対象範囲の拡大も検討すると表明。
店の経営への更なる影響も心配されますが、野崎さんは全体で取り組まなければ意味はないと話します。
野崎店長:
「私たちのお店は10時11時までやらなくても、今はお客さんも(帰るの)早いですから。やるならみんな1回で(時短営業)やった方がいいのになと思いますけどね。中途半端よりも、やるならやる、やらないならやらない」