名古屋市は新型コロナ対策で設備投資をする中小企業向けの補助金について、申し込みが想定を大幅に上回ったため、66億円余りの追加補正を組んで市議会に提案する方針を固めました。

 名古屋市は中小企業向けに換気装置の導入や空気清浄機の購入など、新型コロナ対策の設備投資に対して上限50万円で経費の4分の3を補助する制度を独自に設けています。

 関係者によりますと、当初800件の利用を想定し4億円を確保しましたが、申し込みが約1万6700件と想定を大幅に上回ったため、事務費も含めて約66億4400万円の追加補正を組む方針を固めました。近く市議会に提案します。

 財源は国からの交付金で賄いますが、市の補助事業で60億円を超える追加補正は異例の規模です。