年の瀬が迫り、愛知県豊川市の豊川稲荷では、一年の汚れを落とす恒例のすす払いが始まりました。

 豊川稲荷では午前8時すぎから、マスク姿の僧侶や職員およそ50人が、運び出した仏具を丁寧に磨いたり、高いところに溜まったほこりを落としたりしていきました。

 本殿正面に吊るされている大提灯でもほこりが落とされ、本殿の畳を僧侶が横一列になって竹の棒で叩くと、ほこりが舞い上がっていました。

 豊川稲荷では12月中旬までに、90以上の建物の掃除を終わらせて新年を迎えますが、新型コロナ対策で初詣では境内を一方通行にしたり、露店の出店を取りやめたりするということです。