スーパーの買い物カゴを前にすると、新型コロナウイルスのことがつい頭に浮かんでしまい、「なかなか手に取りづらい」という方も多いのではないでしょうか。

 名古屋市内のスーパーで、買い物カゴをより安心して使えるよう、ある機械が導入されました。

 このご時世、なかなか手に取りづらい「買い物カゴ」。大手スーパーのイオンでは、そんな悩みを吹き飛ばすある機械を導入しました。

(リポート)
「これまで買い物かごの消毒は手作業で行われていましたが、それに加えて機械が除菌してくれます」

 紫外線で買い物カゴを自動除菌する機械、その名も「ジョキンザウルス」。新たなコロナ対策として名古屋の熱田店ではひと足早く3日から導入。いったいどうやって除菌するのかというと…。

 まずは、買い物カゴを台車ごとセット。スイッチを押すと紫外線のランプが挟み込むように、1つずつカゴの持ち手を持ち上げます。1つあたり12秒間紫外線を当てて、12分で60個除菌することができます。

イオンリテールの担当者:
「従業員のカゴのアルコール拭き取りという作業が、非常に労力と時間がかかります。1つ1つ丁寧に拭き取ると、だいたい1時間で200個くらいのスピードになります。それがこの機械を使いますと、1時間に300個のカゴを除菌する事ができるという事で、約1.5倍のスピードで作業をする事ができます」

 12月までにイオンは全国の14店舗にこの機械を導入する予定で、その後は改良などをしながら順次拡大していくということです。