名古屋市では8日、新たに85人に新型コロナの感染が確認されました。また感染していた60代から80代の男性3人が死亡したことも発表されました。

 感染が確認されたのは10歳未満から90代の男女85人です。

 経路がわかっている46人のうち、家族関係が17人、知人関係が9人、職場の同僚関係が12人、高齢者施設などの施設関係が8人です。

 また、入院していた60代から80代の男性患者3人が7日と8日に死亡したことも発表されました。

 市によりますと基礎疾患を公表していない1人を除く男性2人は肺がんや糖尿病などを患っていたということです。これで市内の死者は77人になりました。

 一方、名古屋市は新型コロナの患者が入院するための病床をおよそ300床確保していますが、医療スタッフの不足などにより実際に稼働できる病床数とは乖離しているとして、これまで確保病床のうち稼働可能な病床数を公表していました。

 しかし8日に愛知県から「入院調整は県単位で行うもの」として市単位での稼働できる病床数を公表しないよう要請があり、今後は公表しないということです。