愛知県は10日、新型コロナウイルスへの新規感染者が242人確認されたと発表しました。1日当たりの新規感染者としては2番目の多さです。

 感染が発表されたのは、10歳未満から90代までの242人で、内訳は名古屋市が113人、春日井市が15人、岡崎市が11人、一宮市が8人刈谷市と豊川市が7人などとなっています。

 このうち、県がすでにクラスター認定している幸田町の京ヶ峰岡田病院で働く職員と利用者のあわせて2人の感染が確認されました。この病院に関連したクラスターの感染者は17人になります。

 豊川市民病院のクラスターでは病院職員や利用者など、新たに6人の感染が確認されました。この病院に関連したクラスターの感染者はこれで30人になります。

 また、愛知県は既に新型コロナウイルスへの感染が確認され入院していた90代の男性2人が、10日までに亡くなったことを発表しました。これで愛知県内の新型コロナウイルス感染者で亡くなった人は140人になりました。

 愛知県の大村知事は10日の記者会見で、今のような感染状況が続いた場合、「レッドステージ=県独自の緊急事態宣言を視野に入れて検討せざるを得ない」とした上で「今の医療は厳しい状況が迫っている。そうした状況を睨みながら対応したい」と述べました。

画像:NIAID-RML