時短営業要請のエリア拡大によって対象地域となった繁華街の名古屋・大須を取材すると、要請に従うかは「決めかねている」と話していました。

 名古屋市中区・大須にあるもつ焼き「ひとすじ」。酒も提供する飲食店で、メインは夜。営業時間は午後10時までです。

「ひとすじ」の店長:
「あぁ…書き入れ時…。その時間帯にくるお客さんが結構たくさんいるので、常連の方とか。その時間に仕事終わってから来てくれるお客さんが多々いるので。ちょっと…きついですね。中区だけじゃなくて名古屋市、全国という考えで全部やってほしいです。色々な県でも(感染者が)出ているので、意味はないと思います」

 また、すでに対象エリアとなっていた同業者の声からも不安を感じています。

「ひとすじ」の店長:
「(時短エリアの店が)お客さんが来なさ過ぎて、店閉めようかなと言っていました。時短で40万出ますけど、そんなんじゃ従業員に給料払えないし、家賃も払えないからって」

 客のため、従業員のため、感染予防のため…要請に従うかはまだ決めかねています。

「ひとすじ」の店長:
「今年の正月は屋台も出ないし、書き入れ時にお客さんが来なくなっちゃう。いやー、もう頭真っ白ですね」