愛知県では14日、新たに114人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。

 感染が判明したのは10歳未満から90代の男女114人で、比較的感染者数が少ない月曜日の新規感染者数としては、10月以降のいわゆる「第3波」で最多です。

 岡崎市や幸田町の40代から60代の女性4人は、クラスターと認定されている京ヶ峰岡田病院の患者や職員で、このクラスターは35人となりました。

 また豊橋市によりますと、新型コロナに感染していた高齢者1人が亡くなりました。これで愛知県で新型コロナに感染して亡くなった人は145人となりました。

 県内の病院に入院している患者の数は13日の段階で過去最多の487人となり、県が「緊急事態宣言」の目安とする500人に近づいています。

 大村知事は14日の会見で、「最悪の場合は緊急事態宣言も念頭に置いて検討しなければならない」と述べ、「県をまたぐ移動や帰省の自粛にも踏み込んでお願いせざるを得ない状況が出てくるのではないか」と年末年始に向けて新たな対応を要請することも示唆しました。