感染が拡大している新型コロナの変異種の影響で、トヨタ自動車がイギリスとフランスの工場の稼働を停止します。

 稼動を停止するのはイギリスとフランスにあるトヨタの生産拠点で、いずれも現地時間でエンジン工場と車両工場は22日から、完成車工場は23日からの予定です。

 感染力が強いとされる新型コロナの変異種の感染拡大により、両国間の物流が制限されていることが原因だということです。

 稼働の停止は冬の休業を前倒す形で、フランスでは12月28日まで、イギリスでは1月4日までの予定ですが、制限の先行きが不透明なことから、トヨタは「稼動再開の見込みは立っていない」としています。