三重県では22日、新たに10人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。感染が確認されたのは、津市や桑名市などに住む10歳未満から90代の男女10人です。

 このうち名張市内の小学校に通う女の子は、クラスターになっている伊賀市の病院で感染が確認された女性看護師の同居家族で、濃厚接触者としてPCR検査を受けて陽性が判明しました。

 18日に登校していたことから、県は接触者として児童など32人の検査をすることにしています。

 松阪市の90代女性は県内にある介護施設の入所者で、同じ施設に入所していた感染者の接触者として検査を受けて一度は陰性でしたが、その後発熱したため再検査し陽性となりました。

 この施設ではこれまでに4人の感染が確認されていて、女性と一緒に食事した1人を濃厚接触者として検査しています。

 桑名市の90代男性は県内のデイケア施設の利用者で、19日に発熱などの症状が出て検査したところ陽性と判明しました。男性は症状が出る前日も施設を利用していたため、施設の職員や利用者約40人の検査をするなどして施設内での感染が広がっていないか確認しています。

 三重県の22日時点の病床使用率は36.1%で、感染者は1151人になりました。