名古屋市は古い市バスを改装し、PCR検査の検体を採取する専用車両とします。

 名古屋市が23日に公開した白くペイントされた2台のバス。新型コロナへの感染の有無を調べるため、PCR検査の検体を採取する専用車両です。

 この車両は廃棄される予定だった市バスを改装したもので、車内は検体を採取しやすいように、つり革や料金箱が外されてビニールの間仕切りが設けられています。

 23日はデモンストレーションで、河村市長が車内での検体採取を体験しました。

 名古屋市はこの車両をまとまった人数に検査が必要な施設などへ派遣して活用する方針で、医療機関が休診となり検査体制が手薄になる年末から稼働させることにしています。