名古屋市は24日、新たに142人に新型コロナへの感染が確認されたと発表しました。1日に確認された新規感染者数としては過去最多です。また、感染者4人の死亡も発表されました。

 感染が発表されたのは、10歳未満から100歳代までの142人です。

 関係者35人が感染しクラスターになっている市内の高齢者施設では、20代から100歳代の女性8人の職員と利用者が陽性とわかりました。

 また別の高齢者施設では、利用者と職員合わせて15人の感染が判明し、県が近く新たなクラスターに認定する見通しです。

 高齢者施設での集団感染が相次ぐ状況に、名古屋市の浅井清文医監は「さらに増えるのではないか」と危機感を示し、無症状でウイルスを施設に持ち込み、感染を拡げる恐れがある若者に行動の自制を求めました。

 24日はこのほか、これまでに新型コロナに感染した60代女性や80代男女ら4人の死亡も発表され、市内の死者は91人になりました。