名古屋市は28日、新たに56人に新型コロナへの感染が確認されたと発表しました。また、宿泊療養施設の入所者など高齢者2人の死亡も発表しています。

 名古屋市が新たに新型コロナへの感染を発表したのは、10歳未満から90代までの男女合わせて56人です。

 クラスターとなっている市内の高齢者施設では、80代から90代の男女12人の利用者と、30代の女性職員に感染がわかりました。この施設のクラスターは合わせて32人になりました。

 また、クラスターとなっている市内の医療機関でも、新たに70代の男性患者2人と30代の女性職員の感染がわかりました。この医療機関のクラスターは49人に拡大しています。

 28日はこのほか、入院していた90代の女性と、県内の軽症者等宿泊療養施設に入所していた高齢の感染者の死亡が発表されました。

 軽症者施設の高齢者は、27日午後9時の健康観察では体温や酸素飽和度に異常は見られませんでしたが、28日午前7時半に施設の職員がかけた電話に出ず、部屋で心肺停止状態になっていたということです。

 検視の結果、死亡したのは28日の午前0時頃とみられていますが、死因は不明です。軽症者施設の入所者が死亡するのは、県内では初めてです。