三重県では29日、新たに11人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

 感染が確認されたのは、津市や四日市市などに住む10代から80代までの男女11人です。

 このうち10代の女性と20代の男性は三重大学の学生で、クラスターになっているクリスマスイブに県内の飲食店で開かれた食事会の参加者でした。この食事会の感染者は7人になっていて、県は残りの参加者1人の検査を進めています。

 ほかにも三重大学では、食事会クラスターとは別で感染した学生3人と一緒に、県外へ旅行に行った10代の女子学生にも新たに感染がわかりました。

 19日以降、三重大学の学生や院生に感染が相次いでいることから、県は「大学生の友人関係で感染者が増えてくると、医療機関にも大きな負担がかかってくるので、年末年始にかけてはなるべく少ない人数で過ごしてほしい」と注意を呼びかけました。

 そのほか、県内の医療機関に勤務する愛知県在住の30代の男性医師は、25日に発熱しPCR検査で一度陰性になりましたが、症状が続いたため、28日に再度検査をして陽性になりました。

 男性医師が26日に出勤していたことから、県は医療機関の同僚や患者に接触者がいないかなどの調査を進めています。

 三重県の29日時点の病床使用率は41.3%で、感染者は1238人になっています。