岐阜県は31日、1日の新規感染者として最多となる83人に新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表しました。1月6日まで県民に対しては外出自粛を、酒類の提供を伴う飲食店には休業への協力を呼びかけました。

 岐阜県では31日、新たに83人に感染が確認され、このうち38人は岐阜市の感染者です。83人は12月29日の74人を超え、1日の新規感染者数としては過去最多です。

 岐阜県では累計の感染者2200人余りのうちおよそ半数が12月に新たに確認されるなど、12月に入ってから感染が急拡大しています。

 今後も1日あたり70人程度の感染状況が続くと、1月10日には病床が不足すると恐れがあるとの考えを示すなど警戒を強めていて、岐阜県は31日、県民に対して1月6日まで県内の移動も含む外出の自粛を呼びかけました。

 また、酒類の提供を伴う飲食店に対しては、すでに要請していた時短営業に加え、休業にも協力を呼びかけました。休業に応じた事業者への新たな協力金の支払いはないということです。

 古田知事は会見で「県民には1月6日まで在宅で静かに年末年始を迎えて欲しい」と話しています。