岐阜県では8日、新たに83人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。古田知事は、9日にも県独自の非常事態宣言を出す方針を明らかにしました。

 感染が確認されたのは0歳から80代までの男女83人です。

 年末年始に複数回飲食を共にした外国籍の親族間のクラスターでは、新たに10代から40代までの男女6人に感染が確認されました。

 また各務原市の高齢者福祉施設のクラスターでは、既に感染が判明していた利用客や職員の同居家族3人が陽性となり、一連の感染者は17人に広がりました。

 県内の感染者数は2867人となり、重症者数は12人です。

 また8日は、入院中だった可児市の70代男性が亡くなり、県内の死者数は44人となりました。

 古田知事は8日午後の会見で、9日に県独自の非常事態宣言を発令する方針を明らかにしました。

 宣言では酒を提供する飲食店への営業時間の短縮要請を2月7日まで延長するほか、夜間の外出や首都圏への移動自粛などが呼びかけられるとみられます。