愛知県では8日、新たに405人に新型コロナウイルスの感染が確認されました。大村知事は国に対して、緊急事態宣言の対象に愛知県を加えるよう要請する方向で調整する考えを明らかにしました。

 感染が判明したのは10歳未満から90代の男女405人で、1日に発表された感染者数として過去最多の431人だった7日に次ぐ人数です。

 内訳は名古屋市が146人、西尾市が24人、春日井市が22人、豊田市と岡崎市がそれぞれ17人などとなっています。

 また、入院していた高齢者7人が亡くなったことも発表されました。愛知県の死者はこれで263人となりました。

 大村知事は8日の会見で、入院患者の数が過去最多の693人となっていることなどに触れたうえで、県民に対し「医療従事者の懸命な尽力に思いを馳せ、一人一人が感染防止対策を徹底してほしい」と呼びかけました。

 また、国に対して緊急事態宣言の対象に愛知県を加えるよう求める方向で調整する考えを示しました。9日からの3連休の感染状況を見極め、最終的に要請する時期を決めたいとしています。