三重県では12日、新たに25人に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。三重県は愛知県と岐阜県が緊急事態宣言の対象になれば、県独自の警戒宣言を出す方針です。

 感染がわかったのは、津市や伊賀市などに住む10歳未満から70代の男女25人です。

 このうち、津市に住む会社員の30代男性は12月30日に県内の飲食店で友人8人と長時間会食し、男性を含めた参加者5人が陽性とわかりました。

 県はこの食事会の感染者の集団を県内で27例目のクラスターと認定し、まだ検査結果が出ていない参加者1人の確認を待っています。

 また、クラスターになっている伊勢市の介護施設では、新たに40代の女性職員2人に感染がわかりました。このクラスターは13人になりましたが、他の利用者や職員合わせて約60人は検査の結果、全員陰性が確認されたということです。

 三重県の12日時点での病床使用率は59.9%で、感染者数は1601人になりました。

 三重県は13日以降の県内の感染状況も踏まえながら、愛知県と岐阜県が国に緊急事態宣言の対象となった場合、県独自の警戒宣言を出す方針です。